プレスリリース

神原ロジスティクス 危険物倉庫を竣工 ~ニーズの高まる危険物の取り扱いを拡大~

2021年10月18日

[企業動向]

神原ロジスティクス 危険物倉庫を竣工 ~ニーズの高まる危険物の取り扱いを拡大~

危険物倉庫の外観

 神原ロジスティクスは、福山国際コンテナターミナルに隣接する自社物流センター内に新たに1,000㎡規模の危険物倉庫が完成し、10月5日に竣工式を行いました。

 新設した危険物倉庫は、1棟1,000㎡(消防法規制上限)で約1,100パレットの収容能力を有します。消防法危険品第4類(引火性液体)に対応し、防爆構造、火災報知用の差動分布型感知器、不活性ガス(二酸化炭素)の消火設備などを備えています。建屋半面は個別ピッキングの効率化を図るため、4段積載の移動ラックを配備し、もう半面は多様な荷姿に対応するためフリーレイアウトのスペースとしています。さらに、荷物の保管や仕分けのプロセスを管理する情報システムを導入し、神原ロジスティクスのもつ通関や陸上輸送の管理システムと連携することで、効率的で安全性の高いオペレーションを実現します。

 神原ロジスティクスは、危険物倉庫の本格運用に伴い、業界最大手の株式会社日陸(東京都千代田区)との協調によって、安全性や効率を高めるノウハウを習得し、危険物の物流サービス事業を本格的稼働します。危険物取り扱いのニーズは、リチウムイオン電池の用途増加や、化学品メーカーなどで需要が高まっているものの、中四国地区には危険物倉庫が少なく、阪神地区や北九州地区の倉庫を利用しているケースが多い状況です。中四国地域への輸送については、トラックドライバーの不足のほか、長距離輸送によるリスクや物流コストが課題となっています。神原ロジスティクスでは、新たに建設した自社危険物倉庫のほか、グループ会社の神原汽船が運航する日中間の定期コンテナ航路を活用することで、危険物の輸出入拠点として通関、保管、配送までのシームレスな一貫物流体制を整え、物流リードタイムの短縮やコスト低減に貢献します。

 宮﨑裕司社長は、「これまで運営していた90㎡規模の危険物倉庫から保管キャパシティを大幅に拡大しました。立地の優位性、大型の保管能力、日陸との連携を生かして中四国地区の物流需要に応えていくことで、これまで注力してきた繊維など一般貨物や造船資機材に次ぐ、第3の柱として事業を成長させていく」と、新たなサービスを通じた事業の拡大への意気込みを語りました。

<危険物倉庫 概要>
延べ床面積:約1,000㎡(1棟)
収納能力:約1,100パレット
取り扱い危険物:危険品(第4類引火性液体)、リチウムイオンバッテリー等
稼働時期:2021年10月

■株式会社日陸について
代表取締役社長:戸木 眞吾
創業:1946年
資本金:20億円
従業員数:1,000名(海外現地法人含む)
本社所在地:東京都千代田区神田錦町3-7-1 興和一橋ビル8階
事業内容:倉庫、通関、国際輸送、貨物自動車運送、貨物自動車利用運送、鉄道貨物利用運送、海上貨物利用運送、航空貨物利用運送、輸送容器のリース・レンタル・販売、3PL(サード・パーティー・ロジスティクス サービス)、物流情報システムの開発等

■神原ロジスティクス株式会社について
1978年設立の前身企業、常石ポートサービスより継承した物流事業を展開しています。海上輸送、通関、倉庫保管のほか、国内の陸上輸送など総合的な物流サービスを提供。倉庫から店舗へのジャストインタイム納入や、倉庫での検品や修理も担い、荷主企業の効率的な物流を支えています。さらに、NVOCC業者として、日本各地の港と中国・東南アジアを結び多様なサービスを組み合わせ、それぞれの顧客に最適な物流ソリューションを提供しています。

URL: https://www.kambara-logistics.com
代表取締役:宮﨑 裕司
事業内容:通関業、倉庫業、貨物自動車運送業、貨物利用運送業、船舶代理店業
創業:1978年(昭和53年)
資本金:3,000万円
従業員:128人(2021年1月時点)
支店・事業所:阪神事務所
取扱貨物の実績:アパレル、雑貨、造船資機材、各種機械装置

- 本件に関するお問い合わせ先 -
神原ロジスティクス株式会社 総務部
TEL:084-981-2180